だがそれで罪が償えるとはどうしても思えない。
まして自害などという命の投げ捨てなどではなおさら思え
ない。
縁、お前が仕掛けた生き地獄の中で拙者は考えた・・・・。
生のコト・・・
死のコト・・・
罪のコト・・・
罰のコト・・・。
そして結局たどり着いたのは原点・・・。
決して捨てるコトのできない拙者唯一の真実・・・。
この目に映る人々を守りたい・・・。
苦しんでいる人、悲しんでいる人の力になりたい・・・。
一人でも多くの笑顔に遭いたかった・・・・・。
けれどそのために敵を斬り捨て・・・
そして命を斬り捨ててきた・・・。
斬り捨てられた者もまた、拙者と同じ想いで必死に
闘っていただろうことにも気づかず・・・。
全ては拙者の過ち・・・だからいかなる罰も受け入れる。
しかし今はまだ罪とともに殺めた者達の想いを背負い
拙者は生きる。
生きて、より一人でも多くの笑顔とより一つでも
多くの幸せをこの世に灯すため、拙者はこれまで通り
不殺の戦いを続けていく!!
その果てに待つ罰がお前の言う「死」か、
それとも「別の形」の何かかわからぬが
この刀を振るうことが出来なくなるその時まで、
拙者は必ず戦い抜く!!
「剣と心を賭してこの戦いの人生を完遂する!」
それが拙者が見い出した答えでござる!!」