俺たちが明日パンを買う金が、
人の血で汚れているというのは居心地が悪い。
物事にはたくさんの終わらせ方があるだろうが、
明日もまた生きていくのであれば、
明日につながるものを選択しなければならない。
そうだろう?
狼と香辛料 クラフト・ロレンス
「狼と香辛料」(電撃文庫)の主人公。 ローエン商業組合に所属する25歳の行商人。 12歳で親戚の行商人に弟子入りして18歳で一人立ちした。 将来どこかの街に店を構えるという、 漠然とした夢を描くだけの孤独な行商人生であったが、 パスロエ村でホロと出会い、ともに旅をしている。 ホロの言動に翻弄され、時には衝突しながら、 ともに事件を乗り越え、次第に絆を深めていく。